電子入札に必要なパソコンとソフト

電子入札を利用するためには、電子証明書(ICカード)とICカードリーダーが必要になります。しかし、それ以前に検討しなければいけないもの、それはパソコンになります。

パソコンに関しては既にお使いかと思いますが、WindowsやInternet ExplorerやJavaの「バージョン」が重要になってきます。

ICカードとICカードリーダーは、無料ではありませんし、取得・購入後のセットアップにも、Javaや、Internet Explorerのバージョンの管理や、普段は使わない部分の設定に関する知識が多少なりとも必要になってきます。

「パソコンの知識が人より豊富」といったレベルでマニュアルを読まずに設定を始めてしまうと、失敗してしまう事もあります。何より、私自身がそうでした。

ですので、まずはきちんとマニュアルを画面に表示するか、印刷して手元に置いてチェックしながら進めることを、強くおススメします。

それでは、一つずつわかりやすく解説します。

パソコン等の準備

可能であれば、電子入札専用のパソコンを用意してください。理由は、Windowsのバージョン、Internet Explorerのバージョン、Javaのバージョンを管理しなければならないからです。必ずしも最新のバージョンが推奨環境に適合しているわけではありません。

入札に参加したいサイトを確認し、推奨環境(動作環境)をメモ書きして残してください。特にWindowsのバージョンには注意してください。新しいOSのバージョンがリリースされた場合、市場で購入できるパソコンよりも古いWindowsが推奨環境に指定されていることもあります。

たとえば、本稿執筆時(2015年10月3日現在)、最新のOSはWindows10ですが、推奨環境は以下のようになっています。(Windows10には未対応なのを確認してください。)

以下のOS、ブラウザ、JAVA実行環境が利用できます。
組み合わせ一覧についてはこちらからご覧ください。
●OS
・Windows VISTA SP2 (HomePremium/Business) 32bit
・Windows 7 SP1 (HomePremium/Professional) 32bit/64bit
・Windows 8.1 (無印/Pro) 32bit/64bit
 (Windows 10は、対応未定です)
●ブラウザ(日本語版且つ32bit版に限る)
・Internet Explorer 7/8/10 平成28年1月12日除外予定
・Internet Explorer 9/11
●JAVA実行環境(32bit版に限る)
・JRE6.0  Update 17/29/31/37/41 平成28年1月12日除外予定
・JRE7.0  Update 9/15/17/45
・JRE8.0  Update 25
※JAVA実行環境のインストールに関するお問い合わせは各認証局までお願いいたします。

三重県電子調達システム 推奨環境から引用

いかがでしょうか。

ブラウザに限っては、なんと32bit版です。しかも、IEの9と11はいいけど、7、8、10は除外予定って・・・

このように、「FirefoxやGoogle Chromeでもいいのでは?」というのは、当てはまらないことになります。このような感じですし、上記引用を見ていただければわかるように、●●年○○月○○日除外予定・・・という表記もありますが、今まで使えていたソフトが推奨環境から外される、という事もありますので、推奨環境のチェック、バージョンの管理が必要ということです。

もちろん、自動アップデートも「しない」に設定してください。

というわけで、パソコンは何でもいいわけではなく、OSとIEとJAVA実行環境のバージョンに注意して選んでください。

ソフトウェア等の準備

その他、必ずしもマストではありませんが、Microsoft Officeが必要になってくると思います。これは、始めてみたらわかることですが、配布される「仕様書」(その仕事の詳しい内容が書かれている書類)がExcelだったりWordだったりします。(PDFも最近は多いです)

フリーのofficeスイート(Libre Officeとか)では、私も試してみたことがありますが、レイアウトが崩れてしまって、結局ほかのパソコンで開き、プリントアウトするという大変面倒くさい事態になってしまいました。効率化を考えて電子入札を導入するというのに、それでは本末転倒です。行政機関によっては、LibreOfficeを導入している所もあるようですので、その場合は大丈夫なのでしょうが、通常はMicrosoft Officeを使われている事が多いようですので、同じように表示できるソフトウェアを揃えておくことが必要になります。

ですので、Microsoft Office付きのパソコンでWindowsのバージョンが適切なバージョンのものを選ぶことになります。

電子入札パソコンはデスクトップ?それともノート型?

これは、お好みで・・・といいたいところなのですが、ノート型(一体型も含めて)の場合、液晶画面が壊れたらどうしたらいいでしょうか?DVDが壊れたら・・・キーボードが・・・HDDが・・・・(HDDは取り替えれば済みます)液晶画面が届くまでは入札に参加できないとしたら、悲惨です。

私も、出先にモバイルルーター+ノートPCで、チェックはしています。どうしても会社に戻れない時に新規の案件を確認したかったり、仕様書をダウンロードしたかったりする場合です。
モバイルWi-Fiルーターならワイモバイル

しかし、ICカードリーダーを繋げてじっくりと入札に取り組むのは、会社の専用のデスクトップパソコンです。しかも画面は27インチのかなり大きな画面です。(私のノートパソコンは13.5インチですので、4倍の大きさになります。)

つまり、会社でじっくり(デスクトップ+大型液晶画面)出先でさっくり(モバイルルーター+ノートPC)こういう環境が、私のおススメする環境になります。

仕様書を画面半分で開き、ネットで前回の落札価格を調査し・・・画面は広いに越したことはありません。

電子入札パソコンをどこで買う?

希望する仕様のパソコンが買えるのであれば、家電量販店でもネット通販でも構わないと思います。しかしながら、家電量販店の場合、最新のOS搭載のパソコンしか置いてなく、古いOSが必要になってくる電子入札では使えない(将来的には使えるようになるでしょうが)事も考えられます。

その点、ネットでは特にメーカーの直販サイトでは、OSを選べるようになっていましたので紹介しておきます。

マウスコンピューター/G-Tune